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村上春樹をめぐるメモらんだむ

「たった1ドル」のTシャツから

 雑誌『ポパイ』の連載エッセーをまとめた村上春樹さんの本『村上T 僕の愛したTシャツたち』(マガジンハウス)が6月4日、刊行された。「6・4」は1989年に中国で起きた「天安門事件」の日付で、これは現在の香港での民主化運動に対する作家の連帯を示唆するものだ――というようなことはどこにも書かれておらず、筆者の勝手な思い込みにすぎない。エッセーもキナ臭い話は感じさせず、肩の凝らないユーモアに満ちたものです。

 何しろ、村上さんが三十数年にわたって世界各地で買ったり、もらったりして「つい集まってしまった」Tシャツについてつづった18編のエッセーを、色鮮やかな108枚のTシャツの写真とともに収めた軽快なタッチの本なのだから。紹介されるシャツはサーフィンものから、ウイスキーやビール関係、猫や犬や熊など動物の絵入り、マラソン完走記念にもらったものなど多彩だ。村上さんは今も「夏はTシャツのみ」というぐらい、日常…

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