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参院選前月に820万円配布か 河井夫妻、地元議員らに 統一選前後にも集中

河井案里参院議員(左)と克行前法相

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 参院議員の河井案里容疑者(46)=広島選挙区、自民党を離党=の選挙違反事件で、2019年参院選前月の6月に計約820万円が地元議員らに提供されていた疑いがあることが、関係者への取材で明らかになった。逮捕容疑で配布時期とされた3~8月の中で最も多い。統一地方選(同年4月)前後の3月下旬~4月にも計約1080万円が配布されたとみられ、東京地検特捜部はこれらの時期に集中的に現金が提供されたとみて調べている。

 事件では、案里議員の夫で前法相の衆院議員、克行容疑者(57)=広島3区、同=が3月下旬~8月上旬、地方議員や後援会関係者ら91人に116回にわたり計約2400万円を渡したとして、公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕された。

 案里議員は3月下旬~6月中旬、克行議員と共謀して5人に5回にわたって計170万円を提供したとされる。提供先は重複しているため94人で、総額は計約2570万円。大半が現金の趣旨について票の取りまとめの依頼だったと認めているという。

 関係者によると、7月4日に公示された参院選の前月の6月、地元議員ら16人と後援会関係者31人に計約820万円が渡ったとされ、克行議員が公示直前に引き締めを図ろうとしたとみられる。

 統一選直前の3月下旬にも計約470万円、4月に計約610万円が、広島県議・市議などの地元議員らに提供された疑いがある。克行議員はこの時期、「陣中見舞い」や「当選祝い」と語って現金を配布したケースが多く、特捜部の取り調べに買収の意図を否定しているという。

 しかし、当選を重ねる議員が初めて現金を受け取ったり、議員ら14人が6月に再度受領したりしていたとされる。特捜部はこうした状況などを考慮し、一連の現金提供は案里議員の選挙支援を求める趣旨だったと判断したとみられる。

 参院選直前の6月と統一選前後に計約1900万円が配布されたとみられ、総額の約75%を占める。一方、5月計約335万円▽7月計約305万円▽8月計約30万円――が提供されたという。【柴山雄太】

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