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継続は力なり

わかやま100年企業の挑戦 横田工作所 損得二の次「村の鍛冶屋」 ほめて伸ばし好循環 /和歌山

「鍛冶屋職人の熱い魂」を大切にしているという横田敏郎社長=和歌山県新宮市高田で、中川博史撮影

 「♪しばしも休まず 槌(つち)うつ響き」の出だしは童謡「村のかじや」。随分と昔に小学校でも習わなくなったそうだ。主(あるじ)は額に汗する評判の働き者なのだが、若い人はきっと「鍛冶屋って何?」と首をかしげるのだろう。

 横田工作所(新宮市)の起こりは、まさに「村の鍛冶屋」だった。作っていたのは、木材同士を接合する鎹(かすがい)という鉄の金具など。熊野川上流で伐採した木材は、いかだに積んで下流に運んでいたから、必需品だった。「うちは今でも、地域の鍛冶屋のつもりです」。横田敏郎社長(47)は歯切れよく言った。

 高度成長期を境に、仕事の内容は建築用の鉄骨の加工に移っていった。同市高田にあるメインの工場には大型の機械や設備がいくつも据え付けられていて、鉄工所らしく、いかつい。製品を納入するのも大抵は大手の建設会社だ。それでも「『鉄に関することなら何でもやります』とPRしているので、地元の個人の方からもいろんな修繕や工事を依頼されるんです。地域に育ててもらって今があるから、恩返ししないといけない」。小さな仕…

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