徐々に社会経済活動が再開するなか、新型コロナウイルス感染を予防するための「新しい生活様式」の模索が始まっている。第2波、第3波の感染を小さく抑えるためにも、こうした用心はしばらく続くだろう。
ぼくが心配するのは、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を意識するあまり、人とのかかわりが減ったり、行動範囲が狭くなったりすることだ。そうした状況が続くと、認知機能の低下を招きかねない。今までバリバリ仕事をしていた人が認知症予備軍である軽度認知障害(MCI)になって仕事でミスすることが増えたり、認知症の人が重度化したりする可能性がある。
新型コロナの感染予防とともに、認知機能の低下を防ぐことは、コロナ時代の超高齢社会を生きるぼくたちにとって重要な課題だ。新型コロナにも、認知症にもならないために「3密を避ける」「マスク着用」「手洗い」「換気」「距離を取る」といった感染予防の方法を行ったうえで、ぼくは次のような「新しい生活習慣」を提案したいと思う。
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