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詩歌の森へ

「みちの奥へ」の旅=酒井佐忠

 芭蕉や子規、さらに宮沢賢治や石川啄木をもち出すまでもなく、「みちのく」は詩歌を生む源泉だ。宮城県は塩釜生まれの俳人、渡辺誠一郎が大震災後に改めて「みちのく」を巡る旅をする。俳人の目で、現代の「みちのく物語」をつづる。「俳句」(角川書店)に連載したものを『俳句旅枕 みちの奥へ』(コールサック社)としてまとめた。

 賢治、啄木、さらに山口青邨や小原啄葉らにちなむ盛岡から、佐藤鬼房の釜石、藤木倶子の八戸など近現代の詩歌人になじみの場所を作者は旅する。だが、まさに「みちの奥」である地域をも訪ね歩くところに俳人の思考が現れる。その一つ、松島湾に浮かぶ寒風沢島(さぶさわじま)を訪ねる場面が印象的。風の強い島は以前からカキの養殖が盛んだが、芭蕉は生活の場は訪れなかったという。大震災では3人が亡くなり、いまは高い防潮堤…

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