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埋もれた記憶・朝鮮戦争70年

/中 銃持つ兄、面影と重ならず

兄保さんの思い出を振り返る上野征雄さん=北九州市若松区で2020年3月10日、飯田憲撮影

 幼い娘を抱きかかえる兄と、学生服姿の自分。北九州市若松区の上野征雄(ゆきお)さん(75)は、モノクロの家族写真に兄保(たもつ)さんの記憶をたどった。15歳ほど下の征雄さんに、29歳の若さで亡くなった保さんとの思い出はそれほど多くはないが、保さんが小倉市(現北九州市)の米軍基地「キャンプ・コクラ」で働いていたのは聞いていた。ただ、朝鮮戦争で戦闘に加わっていたのは「知らなかった」。

 米軍の極秘文書「韓国における日本人の無許可輸送と使用」によると、保さんは朝鮮戦争勃発後の1950年7月、20歳で通訳として朝鮮半島へ渡った。文書の中にある米軍の尋問記録には、保さんが巻き込まれた凄絶(せいぜつ)な戦闘が記されている。

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