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冷房の利いた公共施設や飲食店などに集まって涼しさを共有し、節電や熱中症対策などにつなげる「クールシェア」。全国の自治体に取り組みが広がっていたが、今夏は新型コロナウイルスの感染予防対策との両立を迫られ、現場は試行錯誤する。
●今年は利用者少なく
アークメディカル(山梨県笛吹市)は昨年から、甲府市が市内の公共施設や民間施設の協力を得て実施する「こうふクールシェア」に参加。6~9月に、市内の調剤薬局6店舗の待合スペースや併設する福祉用品のショールームを「クールシェアスポット」として開放している。利用客が薬を受け取りがてら涼んだり、水分補給をしたりして、熱中症予防に休憩してもらうことが目的で、冷房が利いた店内には無料の給茶機もある。
同社総務部の前田啓介さんは「近隣には高齢の農家も多く、夏には熱中症になって薬局を利用する人も多い。スタッフには熱中症への対応を周知し、高齢者の汗のかき具合や顔色などを見て声かけをするようにしている」と話す。
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