ナナフシモドキ 珍しい「雄」確認 全国で十数例のみ

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ナナフシモドキの雄。顔の近くの胴体に青い筋が見られる=豊田ホタルの里ミュージアム提供
ナナフシモドキの雄。顔の近くの胴体に青い筋が見られる=豊田ホタルの里ミュージアム提供

 木の枝のように見える昆虫「ナナフシモドキ」の雄が山口県周南市で確認された。交尾せずに雌だけで子孫を残すことができるため、雄は極めて珍しく、全国で十数例しか確認されていない。寄贈を受けた下関市豊田町の市立自然史博物館「豊田ホタルの里ミュージアム」では現在、雄と雌を展示しており、それぞれが動き回る貴重な姿が観察できる。

 同館によると、ナナフシモドキは本州や九州など広く生息し、雄は雌と比べて体が一回り小さい。触角が太く長いことや、胸の横にある青い筋が特徴だ。まれに雌と交尾するという。

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