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沖縄県議会 議長選で与党主要会派推薦候補敗れる 玉城知事の県政運営難航も

沖縄県議会議長に選出された赤嶺昇氏=那覇市で2020年6月30日午前11時48分、遠藤孝康撮影

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 沖縄県議選(6月7日投開票)後、初めてとなる県議会が30日、開会した。本会議で議長選挙があり、玉城(たまき)デニー知事を支える与党の主要3会派が推した議員が敗れる波乱があった。議長には与党の残る1会派「おきなわ」の赤嶺昇氏(53)が選出されたが、野党の自民、公明と中立会派からも推されたとみられる。与党の結束の乱れが露呈した形で、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設に反対する玉城知事の県政運営は難航も予想される。

 県議会は定数48。6月の県議選の結果、知事与党は改選前から1減の25議席となり、かろうじて過半数を維持した。改選後の会派別の内訳は、与党が▽社民や地域政党・沖縄社会大衆などで構成する「沖縄・平和」8人▽共産7人▽立憲民主や無所属議員でつくる「てぃーだネット」7人▽「おきなわ」3人――。一方、野党は自民が県議選後に入会した2人を含め19人、公明が2人の計21人で、中立会派「無所属の会」が2人となっている。

赤嶺昇氏の沖縄県議会議長選出を受け、記者団の取材に応じる玉城デニー知事=那覇市の県議会で2020年6月30日午後5時24分、竹内望撮影

 議長選は無記名で投票され、与党の主要3会派が「沖縄・平和」の崎山嗣幸(しこう)氏(72)を推したが22票にとどまり、与党の「おきなわ」と野党、中立が推したとみられる赤嶺氏が26票を得て上回った。

 「おきなわ」は玉城知事を支援する「オール沖縄」勢力が県議選で主導した候補者調整や支援のあり方に不満が強く、他の主要3会派とは距離を置いている。赤嶺氏は議長就任後、野党との事前の調整を否定したうえで「与党というスタンスは変わっていないが、他の与党会派との信頼関係が今はない」と話した。

 辺野古移設を巡る訴訟の提起には議会の可決が必要なケースがあり、わずかの差で過半数となっている与党がまとまらなければ、移設阻止を掲げる玉城知事の政府への対抗手段にも影響する可能性がある。これに対し、野党の自民は「おきなわ」を中立会派に引き込んで知事与党を過半数割れに追い込むことを狙う。

 自民県連幹事長の島袋大議員は「『おきなわ』は中立という認識だ。2年後の(知事選での)県政奪還に向けて、玉城県政に揺さぶりをかける」とけん制した。一方、知事与党の県議は「事態は厳しいが、有権者との約束とどう整合性を取るのか、『おきなわ』の議員の今後の行動を見ていく」と語った。玉城知事は議会終了後、「『おきなわ』には与党として力を貸してほしい」と強調した。【遠藤孝康、竹内望】

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