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わたしの居場所

地元で開く若い「花」 父の背を追い、挑戦する新たな世代

小嶋織物の工場で小嶋恵理香。父の一(左)とは「けんかもするが、話は聞いてくれる」と言う=京都府木津川市で

 「大きい鶴なんか折りたい人がいるか」。「いる。玄関、床の間に飾れば、かっこいいインテリアになるから」。小嶋織物の社長室兼応接室で、3代目社長、小嶋一(62)に、娘で社員でもある小嶋恵理香(33)は、新しい商品企画「織り折り紙(おりおりがみ)」の趣旨を熱く語った。

 京都府木津川市に拠点を置く同社は1932年創業のふすま紙の老舗だ。かつてこの辺りで栄えた蚊帳生産に源流を持つ。レーヨンや天然素材の綿、麻を織り、それに紙を貼り合わせた「織物ふすま紙」「織物壁紙」を製造している。自然な風合いが持ち味だ。

 恵理香は、それを縦横90センチの正方形に裁断して売り出そうとしている。室内装飾用の大きな鶴や花細工などを作る「折り紙」としての需要を見込み提案した。小嶋の通常の取引先は事業者だが、これは直接、消費者に向けて販売する試みだ。恵理香は3姉妹の長女。大学卒業後の2010年、東京のテレビ番組の製作会社に入った。30歳になれば地元に戻って婿を取り、主婦になるつもりだった。それまでの短期間で、いろいろな世界…

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