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ミニ論点

旧優生保護法請求棄却 名古屋学院大・加藤雅信教授/専修大・棟居快行教授

 原告に厳しい判決となった感は否めないが、裁判所は民法の条文通り、除斥期間の起算点を「不法行為の時」としたのだろう。除斥期間は権利関係の速やかな確定を目的としているので、厳格に適用したと考えられる。法に忠実であるべき裁判所としてはやむを得ない判断ではないか。

 判決は、1980~90年代に提訴が困難であったと認められないとした。個人的には、原告が旧優生保護法による手術だと認識していない点などを考えると提訴は難しかったと思う。ただ、20年の除斥期間の適用に当たり、提訴が困難だったかどうかは適用の可否に影響しないはずだ。そもそも提訴の困難性を検討する必要もなかったのではないか。

 昨年5月の仙台地裁判決と今回の判決はいずれも原告敗訴となり、同種訴訟の道は険しいかもしれない。ただ、被害者救済は必要であり、救済法に基づく迅速な一時金支給など国による救済の充実が求められる。【聞き手・二村祐士朗】

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