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新型コロナ 「家族」を考える

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 布マスクは1世帯2枚。10万円の給付金は世帯主に。家族以外の多人数での会食は自粛しよう……。新型コロナウイルス対策では個人ではなく、家族単位の政策が目立った。一斉休校やリモートワークが広がり、家族の時間も大幅に増えた。コロナ禍の「ステイホーム」が浮き彫りにした「家族」の問題を改めて考える。

給付金、娘に渡さぬ親も 上間陽子・琉球大教授

 外出自粛期間中、沖縄県内の子どもがいる若い母親11人と連絡を取っていた。ぎりぎりの生活の彼女たちを「家族」に縛り付けることが、いかに無謀かと強く感じた。

 彼女たちは、現在行っている県内の「若年出産女性調査」に応じた65人のうちでも、特に高いリスクを抱えている。経済的不安は共通だが、自分の母親と関係が悪い人は、輪をかけてしんどい。育児を手伝ってくれなかったり、過干渉が精神的負担になったりするだけではない。問題は、特に金銭面だ。娘の給料をすべて親が巻き上げている例もある。

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