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広島のレストハウスきょう再開 被爆「爪痕」まで改修 「この世界の片隅に」監督、「価値失われた」

改修工事が完了した被爆建物の「レストハウス」=広島市中区で2020年6月30日午後2時23分、山田尚弘撮影

 広島市の平和記念公園にある被爆建物「レストハウス」を後世に残すための改修工事が終わり、1日にリニューアルオープンする。市は、原爆の爆心直下で倒壊を免れた貴重な存在であるとともに、アニメ映画「この世界の片隅に」でも描かれた被爆前の繁華街・旧中島地区の面影を残す唯一の建物でもあるとして、91年前の完成当時の姿を復元した。だが、映画の片渕須直監督は「残念でならない」とため息をつき、ここでただ一人生き延びた被爆者の遺族は憤る。なぜなのか。

 公園の休憩所であるレストハウスは鉄筋コンクリート造りで地上3階、地下1階建て。爆心地から約170メートルと、原爆ドームの次に爆心に近い被爆建物で、1929(昭和4)年に「大正屋呉服店」として完成した。設計したのは大阪を拠点に活躍した建築家の増田清。作家・阿川佐和子さんの祖父だ。繊維統制令が出されて呉服店は閉鎖され、44年からは広島県燃料配給統制組合の事務所が入る「燃料会館」として使われた。

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