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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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「人生返せ」棄却に怒り 強制不妊、原告控訴へ

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旧優生保護法下での強制不妊手術について国家賠償を求めた訴訟で請求を棄却され、判決後の記者会見で目元を押さえる原告の北三郎さん=東京・霞が関の司法記者クラブで2020年6月30日午後3時59分、北山夏帆撮影
旧優生保護法下での強制不妊手術について国家賠償を求めた訴訟で請求を棄却され、判決後の記者会見で目元を押さえる原告の北三郎さん=東京・霞が関の司法記者クラブで2020年6月30日午後3時59分、北山夏帆撮影

 国の賠償責任は、またも認められなかった。旧優生保護法を巡る訴訟で、東京地裁は30日、原告敗訴の判決を言い渡した。「請求を認めないなら、私の体を元に戻してほしい。人生を返してほしい」。国策で手術を受けた原告は怒りをあらわにし、問題を追及し続けてきた専門家からも「被害の実態を踏まえていない」と批判の声が上がった。

 午後2時、東京地裁103号法廷。「原告の請求をいずれも棄却する」。伊藤正晴裁判長の主文読み上げを、原告の北三郎さん(77)=活動名=は表情を変えずに前を見据えて聞いた。

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