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経済は「底ばい」状態が続くのか 日銀短観から見えてきた日本のこれから

中国・武漢にあるホンダの自動車工場では操業が再開されたが、世界の自動車生産はコロナ前の水準まで戻っていない=5月21日、共同

 日銀の6月短観は、新型コロナウイルスの感染拡大で企業心理が急激に冷え込んでいる様子を改めて浮き彫りにした。3カ月先の景況感も鈍いまま。日本経済は、底ばい状態が長く続く「L字形」の軌道を描く恐れが出ている。新型コロナとの共存を強いられる「ウィズコロナ」をどう生き抜いていくのか、生産や小売り現場の実態を探った。【高橋祐貴、釣田祐喜、浅川大樹】

 「仕事の動きが止まり、受注は例年の4~6割ほど。新車開発も1年半延期になってしまった」。三菱自動車工業の1次下請けの金型メーカー「中山鉄工所」(岡山県倉敷市)の中山光治社長(54)は売り上げの落ち込みに頭を抱える。

 国内の自動車生産に急ブレーキがかかったことで、同社では金型の受注件数も急減した。日々の自動車生産とは別に、三菱自の新車開発に必要となる金型の大量受注も見込んでいたが、コロナの影響で新車の開発が1年半延期されることが決まり、大量受注は立ち消えとなった。

 同社は自動車産業への依存度を低めようと医療機器、航空機メーカーを開拓してきた。だが、コロナ禍では、どの業界も逆風にさらされている。中山社長は「医療機器はコロナ対応が優先で、人工関節の開発計画を延期した。航空機の…

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