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「何が起きるか読めない。早め早めの対応が大事」 日銀、中村審議委員の就任

日銀審議委員に就任し、記者会見する中村豊明氏=日銀本店で2020年7月1日午後5時28分(代表撮影)

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 政府は1日、日銀の新しい審議委員に元日立製作所取締役の中村豊明氏(67)を任命した。中村氏は同日の就任記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国内経済について「需要が蒸発し、相当な非常事態だ」と述べ、当面は日銀が危機対応モードで企業の資金繰り支援などに全力を尽くすべきだとの考えを強調した。

 中村氏は日立製作所で財務担当だった2008年にリーマン・ショックに直面。「当時は資金が枯渇し、米国でドルを調達しにくくなった。今回はその経験が生きて企業活動は資金で目詰まりしていない」と述べ、コロナショックへの日銀の対応を評価した。先行きについては「何が起きるか読めない。(感染拡大の)第2波の懸念もあり、注意深く情報を把握して早め早めの対応が大事だ」と述べた。

 中村氏はトヨタ自動車出身の布野幸利氏の後任で、産業界を代表する立場で日銀の金融政策に携わる。任期は25年6月までの5年。【浅川大樹】

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