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東海道新幹線の新型車両「N700S」デビュー 13年ぶりフルモデルチェンジ

営業運転を開始した東海道新幹線の新型車両「N700S」=JR東京駅で2020年7月1日午前5時半、玉城達郎撮影

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 東海道新幹線の新型車両「N700S」が1日、営業運転を開始した。13年ぶりのフルモデルチェンジで、防犯カメラを増設するなど安全対策が強化されたほか、横揺れ軽減装置の改良で乗り心地も向上した。JR東海は「最新の技術を結集させた」としている。

東海道新幹線の新型車両「N700S」の普通車=13日午前11時45分、小坂剛志撮影

 一番列車は、東京から博多に向かう下りの始発「のぞみ1号」。東京駅には早朝から多くの鉄道ファンが集まり、ホームに止まった真新しい車両を写真に収めていた。一番列車の情報は公表されていなかったが、相模原市の会社員、田中義紀さん(47)は「『始発だろう』と勘で席を取ったら当たった。ホームに上がり、N700Sと分かった時は感動した」と大喜び。13年前の新型車両デビュー時も乗ったといい、「乗り心地や内装がどのように変化したのか楽しみだ」と語った。のぞみ1号は午前6時、東京駅を出発した。

 JR東海によると、N700Sは東海道新幹線では6代目の車両。名前の「S」は英語の「Supreme(最高の)」から取った。これまでは1車両に2台だった防犯カメラを4~6台に増設。車両にリチウムイオン電池のバッテリーを搭載し、停電時も自力走行を可能にした。

 座席は座面と背もたれが連動する構造で、包み込まれるような感覚で座れるという。窓際の席にしかなかったコンセントが全席に取り付けられ、全号車で無料Wi―Fiを使用できる。車内ディスプレーは従来の1.5倍で、停車駅の情報が見やすくなっている。

 

 1編成16両。最高時速は285キロで、現在の主力車両「N700A」と変わらない。車いす専用スペースを2台分設け、多目的室にも1台置ける。喫煙ルームもある。まずは4編成を導入し、2020年度中に12編成に増やす。22年度までに40編成体制にする方針だ。【山本佳孝】

N700Sに導入された新設備

・横揺れ軽減装置の改良

・座面と背もたれが連動し、座り心地が快適に

・全席でコンセント利用可

・防犯カメラの増設

・停電時もリチウムイオン電池で走行可能

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