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時を感じる白いキューブ 岐阜県美術館で展示 名古屋の現代美術家制作 内部は暗室

岐阜県美術館屋外に設置されたキューブ作品「Light NOW-イマココ」。右壁面の穴から外の景色が暗室になった内部に映り込んで鑑賞できる

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 岐阜県美術館(岐阜市)の屋外に真っ白なキューブ(立方体)が出現した。暗室の仕掛けになった内部で目が順応すると、青空や木々の緑、人の姿が天地左右逆転して浮かび上がる。「Light NOW―イマココ」と名付けられた現代美術作品だ。

 制作したのは、名古屋市在住の現代美術家、小島久弥さん(63)と江藤莅夏(りか)さんでつくる「ワンニャープロジェクト」。小島さんは写真の原理で投影像を得る「カメラ・オブスキュラ」を利用した作品を各地で発表している。

キューブ内部では、天井と壁の穴から太陽光の軌跡や外の景色が逆さまに映り込む=ワンニャープロジェクト提供

 イマココは約3メートル四方の暗室のキューブで、天井と北側の壁に穴が開いている。目が暗闇に慣れると、壁の穴から外の景色が逆さまに映し出され、直射日光の差し込む天井の穴を通して動く太陽の軌跡を体感できる。鑑賞時間は約10分。

 小島さんは「天候に左右されるが、時間の移り変わりを可視化した。イマココで出会う一瞬一瞬、一期一会を楽しんでもらいたい」と話している。

 3年ぶりに開催された「清流の国ぎふ芸術祭 アート・アワード・イン・ザ・キューブ2020」で、審査員の福岡伸一(生物学者)賞に選ばれた。幅・奥行き各4・8メートル、高さ3・6メートルのキューブ空間に作品を表現する公募展。今回は「記憶のゆくえ」をテーマに入選した18組の作品が岐阜県美術館・図書館に並んだ。5日まで。入場無料。【山田泰生】

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