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いま文化は

新型コロナ 劇団態変主宰・金滿里 「強者の論理」に負けない 相模原殺傷事件に重なる排除の風潮

 劇団態変は、私も含め身体障碍(しょうがい)者だけで演じる身体表現集団である。その表現は、重度の身障者が家から這(は)い出てくるところから始まる。

 舞台では、重度身障者はもはや車イスや杖(つえ)などかなぐり捨て、床面で身体の障碍自体の動きを炸裂(さくれつ)させ、蠢(うごめ)き、一人ひとり違う固有な障碍のあり方を観客に注視させる。命、がまるごと芸術としてある、そのような舞台だ。これは今流行の美談ではなく、伏せられている政治の問題だ。

 新型コロナウイルスのパンデミックで、態変も、5月に予定していた新作公演が中止となり、来年3月に延期した。昨年初演した「箱庭弁当」を、11月初旬に東京で再演することが決まっている。4月から中止していた新作の稽古(けいこ)を、6月14日から再開したところだ。目下の課題は、態変の舞台裏独特に必要な「黒子」と呼ぶ介護のような裏方が、コロナ以降、集まるかどうかということだ。

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