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ヘイトスピーチ

特定の民族や人種など人の尊厳を傷つけるヘイトスピーチは、どんな形であっても許されません。なくすためにはどうする?

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川崎ヘイト条例全面施行 在日コリアンの思い/上 子ども、安心できる街に /神奈川

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「一番怖いのは目に見えない差別」と語る在日コリアン3世の孔連順さん=東京都渋谷区で
「一番怖いのは目に見えない差別」と語る在日コリアン3世の孔連順さん=東京都渋谷区で

 外国出身者やその子孫に対するヘイトスピーチに刑事罰を科す川崎市の人権条例が1日、全面施行された。これまで「日本から出て行け」などと攻撃を受けてきた在日コリアンは、この日をどのような思いで迎えたのか。当事者に差別の歴史や条例への期待と課題を聞いた。2回にわけて報告する。【洪玟香】

59歳女性、小学生時代に差別経験

 「街中にとどろいていたヘイトデモが減り、目に見える差別が少しずつ減れば、子どもたちは安心して学校に通えるようになるのではないか」。在日コリアン3世の会社員、孔連順(コンリョンスン)さん(59)=横浜市=に条例の意義を尋ねると、真っ先に「子ども」への影響を口にした。自らの学生時代の体験を振り返り、同じ思いをさせたくないと強く願うからだ。

 日本の小学校に通っていた小学4年の春、親に突然「おまえは在日コリアンなんだよ」と告げられた。直後に東京都内の朝鮮学校に編入することになり、クラスメートに別れのあいさつをする際に在日コリアンであることを明かした。

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【ヘイトスピーチ】

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