香港政府は6月30日午後11時(日本時間1日午前0時)、香港の統制を強化する「香港国家安全維持法」(国安法)を公布、施行した。今後は中国政府の政策に反対する言動を幅広く取り締まることが可能になる。最高刑は終身刑。「重大な事態」などに限って、中央政府が香港に新設する治安維持機関が直接強制捜査などにあたり、中国側で裁判や刑の執行などの刑事手続きが可能になる仕組みだ。香港は中国の治安維持体制に事実上、組み込まれる形となった。
1日午後、香港では大規模な抗議デモが呼びかけられ、警察は催涙弾なども使用して対応。同日夜時点で300人以上を拘束し、このうち9人は国安法違反容疑で逮捕された。
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