いらだつタリバン アフガン政府の捕虜解放遅れ 米軍撤収、治安は悪化 和平合意4カ月

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迫撃砲による攻撃の犠牲者を運ぶ人々=アフガニスタン南部ヘルマンド州で2020年6月29日、AP
迫撃砲による攻撃の犠牲者を運ぶ人々=アフガニスタン南部ヘルマンド州で2020年6月29日、AP

 アフガニスタンの和平に向けた米国と旧支配勢力タリバンの合意署名から4カ月が過ぎた。米軍は合意に基づき、兵士の撤収を進めるが、アフガン政府によるタリバンの捕虜解放が遅れており、政府とタリバンなどによる和平協議は実現していない。タリバンは解放が進まないことに反発して攻撃を強化しているとみられ、治安の悪化が顕著になっている。

 「過去19年間で最多の死者が出た1週間だった」。アフガン国家安全保障会議の報道官は6月22日、治安の深刻さを強調した。報道官によると、6月13~19日の間に、政府軍兵士ら291人が死亡した。タリバンとアフガン政府による戦闘は激しさを増しており、国連によると、医療従事者やNGO関係者が標的になる事件も相次ぐ。

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