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ユニクロが日本サッカー草の根を支える。6歳以下の大会を18年続ける理由

情報提供:アズリーナ

「ユニクロ×スポーツ」といえば、テニス選手であるロジャー・フェデラーや錦織圭へのウエア提供の印象が強いかもしれません。しかし、同社が現在契約しているスポーツ選手とのパートナーシップより長く続けているスポーツ協賛があります。それが、「JFAユニクロサッカーキッズ」。日本サッカー協会(JFA)と始まった、6歳以下の子どもたちにむけたサッカーの大会は、今年で18年目を迎えます。毎年全国約14会場で実施し、約2万人の子どもが参加する“草の根”のサッカーを長きにわたって支援する理由とは。ユニクロのグローバルマーケティング部スポーツプロジェクトチームに話を聞きました。

(取材日:6月9日 聞き手:小泉真也、竹中玲央奈)

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川淵三郎氏のリクエストから始まった

「JFAユニクロサッカーキッズ」は、2003年、当時キャプテンを務めていた川淵三郎さんからの依頼がきっかけでした。

「6歳以下の子どもたちにスポーツをする喜びや楽しさを伝え、心身が健康で豊かな人生を歩んでいく礎となることと、サッカーの普及につなげていきたい」という日本サッカー協会さんのキッズプログラムの精神に賛同する形で始まりました。ユニクロも「服の力で生活を豊かにしていきたい」という思いがあったので、「人生を豊かにする」という志が合致したという形です。

開始した当時は、今、私たちが「ユニクログローバルブランドアンバサダー」と呼んでいるプロアスリートとの協働活動は始まっていませんでした。スポーツとの関わりは、どちらかというと社会貢献活動の一環という側面が強かったと思います。

 

ただ、スポーツは世界共通で、言葉や人種、国境をも越えることができます。こうしたスポーツの魅力を常に感じていて、その中でも最もグローバルな競技であるサッカーに携われることは私たちにとっても非常に魅力のあるオファーでした。

スポーツとしての楽しさ、ボール一つあれば成立するシンプルさ。6歳以下のお子さんたちへのアプローチとしては、サッカーは最適だと思ったことも大きいですね。

私たちは、ひとつひとつの取り組みについて、支援の目的とその理由をとても重要視しています。社内でも、支援の必然性を検討する場が多いのですが、「そのスポンサーはユニクロじゃないとダメか」「期待に応えられるのか」「単発ではなく長期間、応え続けられるのか」という点を特に大切にしています。

今ではユニクロは、テニスやゴルフ、スノーボード・スケートボードといった個人スポーツのアンバサダーが多いのですが、競技自体を支援するのは「車いすテニスツアー」と「サッカーキッズ」のみなんですよ。

 

親子三代が集まる貴重なイベント

「ユニクロサッカーキッズ」の大会は、勝敗は決めません。6歳以下のお子さん達にとって、サッカーが生まれて初めて触れるスポーツになるかもしれない。それなら勝ち負けはいらないだろう、と。とにかく楽しくボールを蹴るというのが一番だよね、と思ったんです。

 

そもそも日本サッカー協会が「サッカーキッズ」を始めた時「勝ち負けを競ったり、既存スポンサーが掲げる、いわゆる『スポーツ色』が全面に出たりするような形にはしたくない」という思いがあったと伺っています。サッカーを通して子どもたちの日常を豊かにしたい。そう考えた時、ユニクロが日常生活にフィットしているアパレルブランドということで、JFAの中で私たちの名前が挙がったみたいなんですね。

 

心身ともに健康で、健やかに育って欲しい、スポーツを好きになって欲しい。こういう思いを「ユニクロサッカーキッズ」を通じて具現化していく大会としてスタートし、今年で18年目に入りました。

 

大会は、小さなお子さんたちが楽しむ場として、ご両親がお子さんを連れていらっしゃることが多いのですが、「孫の姿を見たい」と、おじいちゃん、おばあちゃんも大会にいらっしゃいます。親子三世代が自然と参加していただける大会は、他にはあまりないと思います。

 

大会には、お子さんも、ご家族も、みなさん本当に幸せな気持ちで参加いただいているのがわかるんです。家族みんなが喜ぶきっかけ作り、場づくりに、ユニクロが関わらせていただいていることを、とても嬉しく思っています。

 

実は、スペインリーグ一部で活躍する久保建英選手も「サッカーキッズ」に参加したことがあるそうで、当時の写真が残っています。「サッカーキッズ」を経験した子どもたちの中から、日本を代表する選手が生まれてきているんです。もしかしたら「ユニクロサッカーキッズ」が、彼ら、彼女らにとって「人生で初めて出た大会」かもしれません。

これからサッカーのプロの選手を目指す子どもたちにとっては、「サッカーキッズ」がサッカー人生の最初の入り口になるかもしれない。こう考えると、とても嬉しいですね。

 

「サッカーキッズ」に参加した子どもたちが成長した時に、「ユニクロサッカーキッズに参加してよかったな、楽しかったな」と思い出してくれる。そんな瞬間が、少しでも芽生えているのであれば、それは有り難いことです。それに、参加した子どもたちの中には、親になって自分の子どもを連れてくるということもあるかもしれません。それも素晴らしいことですよね。

 

フェデラーのウエアも店舗で売られているものも素材は一緒

ユニクロは、個人競技のアスリートともパートナーシップを結んでいます。 アスリートがユニクロのロゴを背負い戦っている姿は、社員にとっても励みのひとつになります。

もうひとつの背景として、アパレルのトレンドもあります。カジュアルウエアに機能を付けていくとスポーツウエアになりますし、反対に、スポーツウエアがカジュアルウエア化している流れもあります。

テニスウエアもゴルフウエアもスノーボードのウエアも、普段着との境がなくなってきている。錦織選手やフェデラー選手が試合中に着ているものも、私たちが在宅ワークで着ているものも全く同じ素材のアイテムということが当たり前になっています。そうした事を適切に伝える狙いもあって、アスリートの支援を続けています。

今や、スポーツは多くの人にとって生活の一部になっています。一部の特別なアスリートだけのためのものではありません。

ユニクロは「LifeWear」というコンセプトを掲げています。このコンセプトには、「あらゆる人の日常を豊かにする、生活を支える究極の普段着」という思いが込められています。日常生活の一部となったスポーツのシーンにおいても、誰もが快適に過ごせる衣類を提供することも大切だと考えています。

ただ、ロジャー・フェデラー、アダム・スコット、錦織圭、国枝慎吾、平野歩夢のようなトップオブトップの選手たちが着用しているユニクロのウエアは、まだまだ世の中に知られていないと感じています。大手のスポーツブランドだけでなく、ユニクロのウエアもそれに勝るとも劣らない品質だということを、スポーツを通じて、今後、広く知っていただきたいと思っています。

 

お客様の中には、「軽い運動であればユニクロのものでいいや」と思ってお買い求めいただいている方もいらっしゃると思います。ただ、スポーツで高いパフォーマンスを可能にする「最高品質」のアイテムを選ぶとき、ユニクロは最初に思いつくブランドにはなっていないのかなと。ユニクロのスポーツウエアの機能性と品質の高さも多くの方に知っていただけると嬉しいですね。

 

時折、「アダム・スコットやフェデラーが着ているウエアと、店舗で販売しているものは違うんでしょう」とよく聞かれて、「全く一緒です!」と答えるのですが、なかなか信じてもらえないんです(笑)。「トップアスリートと同じウエアを、お客様にも提供している」ということを私たちがしっかりと伝えなければいけないと感じています。

 

新型コロナウイルスの「おかげ」なのか、コロナの「せい」なのか、本当に良いものや残したいもの、逆にそうではないものが、多くの人たちの中ではっきり浮き彫りになってきたと感じています。その中で、特にスポーツは、娯楽としてのスポーツであっても、職業としてであっても、「日常生活を豊かにするもの」という社会的価値を、多くの人が再認識したのではないでしょうか。

「ユニクロサッカーキッズ」は、子どもも大人も、みんなが幸せになれる素晴らしい取り組みです。新型コロナを乗り越え、もう一度、この取り組みの存在意義について、多くの方々に伝えるチャンスを作っていきたいと思っています。

 

人智を超えたプレーや、勝負の結末に感動することは、スポーツを見てきた人であれば誰にでも経験のあることだと思います。言葉のいらない感動をもたらせるのがスポーツの最大の魅力だと思いますし、それをまた見ることができるのを私たちも楽しみにしています。

「ユニクロサッカーキッズ」については、日本サッカー協会やユニクロをはじめ、関わってくださっている多くの方々が、「子どもたちにサッカーを通じて感動を与えたい」という思いで繋がっています。これからも末永く、続けていきたいです。


情報提供:アズリーナ

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