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山口FGが農業法人、観光会社…地域活性化に本腰、新たな収益源育成

ウェブ会議システムで山口県下関市の本社からインタビューに応じる椋梨敬介社長=福岡市中央区で2020年6月12日午後3時8分、久野洋撮影

 山口フィナンシャルグループ(FG)が観光や農業など本業以外の新事業に力を入れている。人口減少により疲弊する地域を活性化することで、地場企業の商機を広げ、資金需要の増加など自らの収益にもつなげたい考え。「単なる銀行」から「地域の価値を向上させる会社」への脱皮を目指すという。

 山口FGは近年、地元の特産品を売り込む地域商社や人材紹介会社、経営コンサル会社を設立し、地場企業の販路拡大や人材確保などを支援してきた。経営コンサル会社は自治体に対し、公共サービスや公共施設運営で官民が連携する「PPP」「PFI」の導入を促す取り組みに力を入れており、地場企業の参入による地域活性化を図っている。

 さらに4月には農業法人「バンカーズファーム」、6月には観光会社「ワイエムツーリズム」を設立。名産だったが廃れてしまったワサビの栽培や、観光サービスの企画にも取り組む。地域活性化事業の売上高は2019年度の5億6300万円から20年度は10億円まで増やす計画。超低金利で本業の収益力が低下する中、新たな収益源に育てる。

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