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コロナ禍、社会的弱者に最大の打撃 山形孝夫さん「こんな時こそ、愛とは何か考えて」

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宗教人類学者の山形孝夫さん=仙台市内で2020年6月24日午後3時12分、小鍜冶孝志撮影
宗教人類学者の山形孝夫さん=仙台市内で2020年6月24日午後3時12分、小鍜冶孝志撮影

 宗教人類学者で宮城学院女子大名誉教授の山形孝夫さん(88)は東北で暮らす中、第二次世界大戦や東日本大震災の災禍に遭遇してきた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う混乱ぶりについて「先行きが見えない重苦しい雰囲気は、戦争や震災直後の状況に匹敵する」と話す。ともすれば、疑心暗鬼に陥りかねない社会。山形さんは「こんな時こそ、愛とは何かを考えてほしい」と言う。【聞き手・小鍜冶孝志】

 <新型コロナの流行に伴い、先行きの見えない不安もあります>

 ダニエル・デフォーの「疫病流行記」と、アルベール・カミュの「ペスト」を思い出しました。二つの本からは、疫病は全ての人に平等に襲いかかるわけではない、ということを学びました。王や貴族ら特権階級は食料などの必需品を難なく確保した。一方、失業者は感染リスクが高い墓掘り人をして次々と死んだ。墓掘り人が死ぬと他の失業者がその職に就いて命を落とす。死の連鎖が続いたのです。

 今回のコロナ禍も…

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