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ひと・福島

困難楽しく乗り切る 浪江の花農家 川村博さん /福島

川村博さん

 原発事故で荒廃した浪江町の景観を農業を通して再生しようと、花の栽培を続けている。昨年10月の台風19号や新型コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けたが、「ピンチの中にもチャンスがあるからね」と前向きさを失わない。

 浪江町内で高齢者のデイサービスや障害児の療育などを行う福祉施設を運営していたが、東京電力福島第1原発事故で町全域が避難指示区域になった。それでも施設周辺の放射線量は低く、「いずれ戻れるのでは」との思いがあった。2013年4月に避難区域が再編され、町の一部で日中の立ち入りが可能になると、野菜の栽培を開始。だが、当初は収穫された野菜から基準値を上回る放射性物質が検出されたため、14年春から花の栽培を始めた。

 県などの支援を受け、トルコギキョウやリンドウの栽培に挑戦した。東京の取引先のアドバイスを取り入れ、花の栽培で国際的に評価されている長野県の会社に1年半通い、技術を高めた。一定の背丈、ふんわりとしたバランスの良い花、日持ちの良い丈夫な太い茎。細部までこだわったトルコギキョウは注目され、東京の花き卸売会社が表彰する17年度の優秀賞に輝いた。

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