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昨秋の台風19号で被災して一部区間が不通となっているJR水郡線は4日、西金―袋田駅間の運転を再開した。
大子町の袋田駅では運転再開の歓迎セレモニーが開かれた。午前10時34分着の列車から約60人が降り立つと、高梨哲彦町長らが「ようこそ袋田駅へ」とメッセージが書き込まれた横断幕を掲げて出迎え。袋田の滝の観瀑(かんばく)施設などに使える無料券や奥久慈りんごサイダーなどを配った。
東海村から夫(42)、長男(7)と3人で訪れた女性(40)は「被災前にも遊びに来た路線で、電車好きの息子は車窓から食い入るように沿線を見つめていた。この後は袋田の滝を見て、おいしいものを食べて帰ります」と話した。
高梨町長は「(駅舎から)最初の一人が見えた時、胸が熱くなった。観光に加え、学生を車で送り迎えしていた保護者の負担軽減にもなる」と運転再開を歓迎した。
水郡線は、久慈川に架かる橋が流失した袋田―常陸大子駅間が引き続き不通。今後は水戸―袋田駅間、常陸大子―郡山駅間で折り返し運転し、不通区間は代行バスを運行する。全線での運転再開は、橋の架け替え工事が終わる来夏ごろの見込み。【田内隆弘】
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