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世界の見方

混迷もたらした対立型政治 ロドリゴ・プランド教授 マッケンジー大(ブラジル)

 ブラジルでは、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化すると同時に政治の混迷も深まっている。自身に批判的な人や組織を「敵」とみなす元軍人の極右・ボルソナロ大統領の「対立型政治」が大きな要因だ。この手法を始めたのは、貧困層を支持基盤とする左派・労働党政権(2003~16年)の初期を率いたルラ元大統領だった。富裕層を「敵」と見立て、前任者の業績について「負の遺産」とのイメージを植え付けた。

 その反動が18年の大統領選で起きた。ボルソナロ氏は汚職が続出した労働党への批判を取り込むため、同党候補を激しく攻撃し、富裕層を中心に人気を集めた。当選後、国民融和を呼びかけるべきだったが、攻撃姿勢を強め、攻撃対象も広げた。19年、大統領選時に所属した政党と仲たがいして離党すると、この政党への攻撃も激化させた。「自分が新しい政治を作る。他は古い政治だ。各方面からお金を集め、汚職を繰り返す人間とは話…

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