「コロナと闘う都知事」が奏功 小池氏、公務専念で最少失点 2期目の課題は?

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東京都知事選で再選され、インタビューに答える小池百合子氏=東京都新宿区で2020年7月5日、北山夏帆撮影
東京都知事選で再選され、インタビューに答える小池百合子氏=東京都新宿区で2020年7月5日、北山夏帆撮影

 5日に投開票された東京都知事選で、現職の小池百合子氏(67)が他候補を引き離して再選を決めた。都民は新型コロナウイルスの陣頭指揮に当たってきた小池氏に一定の評価を与えた。2期目では、新型コロナや延期された東京オリンピックへの対応で、解決能力が今まで以上に問われることになる。一方、実質的に支援した自民は、来夏の都議選で再び対立関係となる可能性もあるため、距離を測りかねている。

公務優先で街頭演説はゼロ メディア露出は増加

 「私は池袋のみなさまに育ててもらった。何とか安心、安全な地域と示さないといけない」。今月3日、東京・池袋エリアでの新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急大会で、公務でマイクを握った小池氏は訴えた。池袋は衆院議員時代の小池氏の地元。自身とのつながりを盛り込みながらあいさつし、新宿エリアに続いて「夜の街」の感染拡大が懸念される池袋について、都として対策に協力すると約束した。会場からは大きな拍手が送られた。

 小池氏は選挙期間中も「公務優先」を掲げて新型コロナ対応に力を入れた。公務の合間に取り組んだ選挙活動ではインターネットを多用し、街頭演説はゼロ。それでも都内で1日あたりの感染者が100人を超えたこともあり、公務によるメディア露出で他の候補者を大きく引き離した。

 小池氏は都内の感染状況を見ながら慎重に出馬表明のタイミングを探った。立候補の意向を明らかにしたのは、「東京アラート」解除など対策に一区切りがついた6月12日で告示まで1週間を切っていた。記者会見では「コロナウイルスとの闘いは終わったわけではない」と強調し、「第2波」に備えて米疾病対策センター(CDC)東京版の創設を公約に挙げた。告示後は都立病院や感染者の滞在施設など感染対策に取り組む現場の視察を繰り返し、「コロナ…

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