会員限定有料記事 毎日新聞
じめじめとした日が続く。一年の中で梅雨が最も苦手だが、あれだけ猛威をふるった新型コロナウイルスにも似たところがあるようだから妙な感じだ(だが、復活の兆しも!?)。自宅の鉢植えのアジサイは今を盛りとばかりに咲いている。テレワークの多かった鉢守りが今年はせっせと水やりをしたせいか、すくすくと成長した。コロナ禍などどこ吹く風で、人間世界の混乱を忘れさせてくれる。
さて、来月に被爆75年の夏が迫っている。被爆直後の広島、長崎では、広がる原子砂漠への絶望感を言い当てた「草木も生えぬ75年」という言葉が広まった。それほどの間、元に戻らない焦土と化したという意味だ。原爆報道に長く携わってきて、その75回目の夏は重要な節目の年で、大がかりな取り組みが必要だと考えてきた。ところが、コロナ禍で取材も困難となる、予期せぬ展開となった。
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