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全盲の落語家、桂福点さん(52)=大阪市=による障害者理解をテーマとした講演と落語会「大笑いゼーションでノーマライゼーション」が5日、和歌山県の有田市民会館(同市箕島)で開かれた。新型コロナウイルス感染症について、「ソーシャルディスタンスが呼び掛けられているが、障害者は近くで人の支えがないと生活できない。手が目の役割を果たすため、触らないと分からないこともある。健常者と違うところを分かってほしい」と訴えた。
コロナのため、福点さんは2月以降に予定していた同様のイベントが全て中止となり、この日が久しぶりだという。福点さんは目が見えないことで経験してきたつらい過去を振り返り、学生時代にいじめられて自殺を考えたことや、学校の先生を殺したいと思ったこともあると明かした。その上で、いじめに遭った子どもが犯罪を犯すことについて、「分からないこともない。なぜ犯罪をしてしまったのか、理解してあげることが大事」と語っ…
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