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学習遅れ、ストレス…コロナで制約、気配り増す教諭 「新しい生活様式」の教室はいま

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児童との距離を意識しながら会話をする安里陸郎教諭(中央)=東京都練馬区の北町小学校で2020年6月30日午後1時14分、内藤絵美撮影
児童との距離を意識しながら会話をする安里陸郎教諭(中央)=東京都練馬区の北町小学校で2020年6月30日午後1時14分、内藤絵美撮影

 新型コロナウイルスの影響で、学校では今、長期休校による学習の遅れをどう挽回するかという課題に加え、感染防止対策にも神経をとがらせる日々が続く。都市部の学校が再開されてから1カ月。「新しい生活様式」下の教室はどうなっているのか。奔走する先生たちの姿を追った。

児童気遣い「みんなすごく疲れてるよね」…東京・練馬の小学校

 シュッ、シュッ。6月30日午後3時半過ぎ。放課後、誰もいない教室で一人、消毒液のスプレーと布巾を手に、机や扉の取っ手を拭いていく。

 東京都練馬区立北町小学校(児童数670人)。6年1組の担任、安里陸郎教諭(40)は消毒作業を終えると、電子黒板の電源を落とした。ふーっと息を吐くと、この日取材していた記者につぶやいた。「僕、きょう、水分取りましたっけ?」。記者が見る限り……給食の時に口にした牛乳だけだ。

 元々多忙だった教員の日常は、コロナの影響で拍車がかかっている。北町小は約3カ月の休校の後、6月1日に再開した。分散登校や午前授業を経て、22日に通常授業に戻ったが、授業の遅れを取り戻すため7月から月2回の土曜授業が始まり、夏休みも予定より約2週間短縮する。

 感染防止にも気が抜けない。2時間目と3時間目の間の15分間の中休み。じゃれ合っている児童に「それはやむを得ない密集? 伸ばした手の距離を取ろう」とやんわり注意する。マスクを外した児童には「直そう」とジェスチャーを送る…

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