球磨川「重要水防箇所」12カ所で決壊氾濫 河川改修追い付かず 熊本豪雨

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水害でがれきが散乱したままの渡地区=熊本県球磨村で2020年7月6日午後2時48分、望月亮一撮影
水害でがれきが散乱したままの渡地区=熊本県球磨村で2020年7月6日午後2時48分、望月亮一撮影

 熊本豪雨により球磨(くま)川の国管理流域で発生した決壊・氾濫計12カ所は、いずれも洪水リスクが高く注意を要する「重要水防箇所」指定地とほぼ重なっていたことが、国土交通省九州地方整備局(九地整)への取材で判明した。国は地元に注意喚起しながら河川改修を進めてきたが、頻発する豪雨災害を前に対応が追いつかない現状が改めて浮き彫りになった。

 九地整によると、球磨川では熊本県内11カ所で越水により氾濫したほか、人吉市中神町で堤防1カ所が決壊した。12カ所のうち一つ(八代市坂本町)は、最も危険度が高い「Aランク」に指定されている場所の近くで、越水により広範囲に浸水被害があった。また、堤防の高さや大きさに余裕がない「Bランク」の指定地とその付近の6カ所でも越水していた。

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