メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

あした元気になあれ

「屋根」を背負ったのは=小国綾子

 コロナ禍で、石垣りんさんの詩「屋根」を読み返した。

 <日本の家は屋根が低い 貧しい家ほど余計に低い、その屋根の低さが 私の背中にのしかかる>

 石垣さんは4歳で母を亡くし、14歳で働き、戦後の貧困の中、半身不随の父と病気がちな義母、無職の弟ら一家の暮らしを背負った。

 <病父は屋根の上に住む 義母は屋根の上に住む きょうだいもまた屋根の上に住む><大根ものつている 米ものつている>

 新型コロナウイルス感染対策で「ステイホーム」が叫ばれたことで、「屋根」はずしりと重くなった。テレワークとなった「仕事」も一斉休校となった「教育」も、果てはPCR検査がなかなか受けられない発熱者の療養まで全部、「家庭」に押しつけられたからだ。

この記事は有料記事です。

残り642文字(全文954文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 鼻出しマスク受験「眼鏡が曇るから」 釈放男性、トイレにこもった訳は

  2. 「なぜ?なぜ?なぜ娘だったのか」 福岡・商業施設女性刺殺、被害者の母

  3. 「1日で49人の相手を…」 過酷な労働、波乱の人生赤裸々に 「からゆきさん」肉声テープ発見

  4. 飛行機マスク拒否 大学職員「容疑と事実違う」 捜査車両でも着用しなかった理由

  5. マスク拒否し緊急着陸させた大学職員逮捕 威力業務妨害などの疑い 大阪府警

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです