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「万葉古道」を尋ねて

交流・別れ・流浪/63 吉野/4 刈り場と狩り場 「秋津の野」 /奈良

浄見原神社に奉納される国栖奏=2019年2月18日、栗栖健撮影

 万葉歌は、吉野町宮滝周辺の植物相を語る。

 周囲には「秋津の野」が広がっていた。持統天皇に従い「吉野宮」を訪れた柿本人麻呂は「吉野の国の 花散らふ 秋津の野辺に 宮柱 太敷きませば(しっかりと建てられたので)」(巻一 36)と宮と野の位置関係を示す。

 野は草刈り場だった。

 み吉野の 蜻(あきづ)の小野に 刈る草(かや)の 思ひ乱れて 寝る夜しぞ多き(巻十二 3065)

 作者は、吉野の秋津の野でススキを刈っていることを知っていた。天皇の旅の従者らは草葺の仮小屋に泊まったようだ。

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