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火論

続・闘魂女子の劇場=大治朋子

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 小池百合子・東京都知事が再選を果たした。予想された通りの圧勝である。

 先週も書いたが再選を目指す現職は何かと有利だ。私たちは慣れ親しんだものが好きで、リスクを伴う変化より現状維持の選択肢を好む傾向がある。

 それで言うともう一つ、投票行動に影響を及ぼす認知上のクセとしてナラティブ(物語)、いわゆるストーリー志向がある。私たちは数字やデータで実績をつぶさに見るより候補者の語る物語でざっくりと選ぼうとしがちだ。勧善懲悪ストーリーに魅せられやすい。

 ドラマ仕立ての演説といえば米国の大統領選だろう。「希代のストーリーテラー(話者)」ビル・クリントン元米大統領は1992年、泡沫(ほうまつ)候補だったがそれを逆手に取り「ホワイトハウスを牛耳る守旧派に一人敢然と立ち向かう若き挑戦者」という物語を提示し聴衆をひきつけ見事に現職を破った。

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