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そこが聞きたい

米黒人暴行死の背景=京都大人文科学研究所教授・竹沢泰子氏

竹沢泰子氏

 米国で5月、黒人男性のジョージ・フロイドさん(46)が取り締まり中の白人警官に首を押さえつけられ死亡した事件は、人種差別の根深さを改めて印象づけた。1960年代に差別を禁じる公民権法を制定しながら、差別が解消されないのはなぜか。米国の人種問題に詳しい京都大人文科学研究所の竹沢泰子教授(62)に背景を聞いた。【聞き手・吉富裕倫】

――米国は2009年に黒人として初めてオバマ大統領(民主党)が就任し、人種の融和が期待されました。依然として警察が差別的な対応をするのはなぜでしょうか。

 ◆南北戦争の結果、1863年に奴隷解放宣言が出されましたが、人種隔離制度や差別的条例などは1964年の公民権法制定まで1世紀以上も続きました。この間に黒人の経済的、社会的地位を劣悪にする社会構造が別の形で作られ、黒人に対する差別の緩和には至りませんでした。黒人の代弁者にみられることを恐れたオバマ氏は、人種問題ではむしろ大胆な施策を打ち出せませんでした。

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