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「難民鎖国」は今

世界の難民・国内難民の数は、過去最多の7950万人(2019年末)に上る。一方、日本では難民認定申請者1万375人のうち、難民認定されたのは44人にとどまる。「難民鎖国」とも言われる現状はなぜ変わらないのか。当事者、関係者と考えたい。

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「難民鎖国」は今

「難民受け入れ拡大で多様性確保を」 佐藤安信・東大教授が語る「日本再生」

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「世界難民の日」に、「難民の命は大事だ」と書かれたプラカードを掲げてデモをする女性=アテネ市内で2020年6月20日、ロイター
「世界難民の日」に、「難民の命は大事だ」と書かれたプラカードを掲げてデモをする女性=アテネ市内で2020年6月20日、ロイター

 世界の難民・国内避難民の数が2019年末で7950万人と史上最多に達する中、日本の難民認定は同年で44人と極めて限定的だ。東京大大学院で「人間の安全保障」プログラムを担当する佐藤安信教授は、難民らの受け入れ拡大で少子高齢化で縮む日本社会を多様化させ、次の時代に向けた活力を生み出してはどうかと提案する。考えを聞いた。【和田浩明/統合デジタル取材センター】

必要な「レジリエンス」

 ――難民・避難民が、世界中で増え続けています。

 ◆今の難民はグローバル化が進む中で、紛争や貧困など1951年難民条約では想定していなかった理由で難民化した人も少なくありません。グロ…

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