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#最後の1年

漢字も納豆も上下関係も吸収 ワンチーム中心にトンガ留学生 天理大ラグビー部

スーパーラグビーの今季のレベルズ戦前半、ボールを持って突進するサンウルブズのシオサイア・フィフィタ(右から2人目)=福岡市で2020年2月1日、須賀川理撮影

 たたきつけるような大粒の雨だった。人工芝のピッチが水浸しになる中、それでもしぶきをあげながら全力で駆けていた。新型コロナウイルスの影響で2カ月半、活動を休止していた天理大ラグビー部が6月11日午後、奈良県天理市のグラウンドで全体練習を再開させた。悲願の大学日本一を目指す171人の集団で、ひときわ存在感を放つのがトンガ出身の4年生で副将のCTBシオサイア・フィフィタ(21)。ずぶぬれになりながらも迫力ある突進を見せ、練習が終わると、187センチ、103キロの屈強な体に似合わぬ少年のような笑みを広げた。「悪天候でも、みんなで楽しくできたのがうれしい」。いつしか雨も上がり、夕空には晴れ間も広がっていた。

 1925年創部の天理大ラグビー部は2011年度と18年度の全国大学選手権で準優勝した強豪。関西大学リーグで昨季、チーム初の4連覇を遂げた。主力を担ってきたフィフィタらが最高学年になった今季の目標は初の日本一だ。だが新型コロナの感染拡大で、春のリーグ戦は中止に追い込まれ、練習試合もできない。先行き不透明な状態は続くが「大学選手権での日本一、それしか考えていない」と本番の冬に向けて、フィフィタは決意をにじませる。

 フィフィタは今春、一つの夢を実現させていた。南半球最高峰リーグ「スーパーラグビ…

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