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この国はどこへ コロナの時代に 作家・小谷野敦さん 耐える以外、意味はない 何も言わずにいるのも必要

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小谷野敦さん=宮本明登撮影
小谷野敦さん=宮本明登撮影

 <私に何か訊(き)こうとしている方は私の著書を『江戸幻想批判』を含めて25冊以上読んでからにして下さい。あと性格の悪い方は話しかけないようお願いします>。ツイッターでこう自己紹介する作家・比較文学者、小谷野敦さん(57)のつぶやきを生で聞きたい。「ムーミン」に出てくる「無駄じゃ無駄じゃ」が口癖の哲学者をイメージさせる博学の人だが、業界を渡り歩く上でウソやおべんちゃらが言えないがゆえにいろいろと衝突を重ねてきた。そんな論客が、疫病下の、ままならぬ世の中をどう語るだろうか。

 ご自宅のマンションを訪ねると、苦い表情で語りだした。

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