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「偏見なき世界」願い 「ハンセン病語り継いで」 栗生楽泉園、藤田三四郎さん最後の詩文集 /群馬

3月に亡くなった藤田三四郎さんの詩文集を手にする栗生楽泉園医療ソーシャルワーカーの小林綾さん=群馬県草津町で

 国立ハンセン病療養所「栗生楽泉園」(草津町)の入所者自治会長を務め、3月に94歳で亡くなった藤田三四郎さんの20冊目の著書となる詩文集「風のうた三たび」(新葉館出版)が出版された。この本には「差別や偏見のない世の中への懸け橋であり続けたい」という藤田さんの思いが込められている。【道岡美波】

 藤田さんは19歳だった1945年の終戦直前に同園に入所。ハンセン病患者の隔離を定めた「らい予防法」(96年廃止)の見直しを求める活動を展開。入所者自治会長を計36年(1977~90、97~2020年)務め、入所者の生活の処遇改善などに尽力した。

 自治会活動の一方、子供や花など「小さいもの」に愛情深く、俳句や詩などを創作し、作品が集まると本にして刊行。「死ぬまでに20冊目を」と目標にしていたが、完成目前で亡くなった。今回の詩文集には、2017年4月以降に自治会機関誌「高原」などに発表した作品や、厚生労働省との予算要求統一行動など自治会活動記録が記されている。

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