<sui-setsu>
自民党が「敵基地攻撃能力」の保有に向けた議論を始めている。安倍政権は夏に集中討議を行い、年末に最上位の国家安全保障戦略に加え、防衛大綱と中期防衛力整備計画の同時改定を目指す。
日本の防衛政策を根本から書き換えると宣言しているに等しい。
陸のイージスこと陸上配備型迎撃ミサイルシステム(イージス・アショア)に使う迎撃用のミサイルSM3ブロック2Aのブースター(推進装置)を、地元への説明通り基地内へ安全に落とせるとは限らなくなったからという。
金属製のブースターは長さ170センチ、直径53センチ、重さは200キロ強ある。実射でどこに落ちるか不明と言われたら確かに怖い。しかし、ブースター由来の配備撤回を河野太郎防衛相の英断ととらえるには、いくつか謎がある。
この記事は有料記事です。
残り707文字(全文1048文字)
毎時01分更新
<sui-setsu> 公衆衛生上、店舗の時短・休業がどう…
入院拒否に「懲役」は、妥当なのか――? 政府は、感染症法な…
◇「最悪想定」軽視 医療崩壊招く コロナ禍にあえぐこの国は…