7月に入り、全国の田んぼでは水が張られ、緑色の苗が育つ美しい景色が広がっている。この美しい田んぼを支える農業が足元から崩れそうになっている。農家の高齢化や後継者不足による耕作放棄地の拡大が背景にある。両問題の最大の原因は、1戸当たりの耕作面積が極端に狭いことにある。
農林水産省の2019年度統計では、北海道を除く1戸当たりの耕作面積は平均1・77ヘクタール(北海道は25・36ヘクタール)。この面積でお米を作る場合、10アールで平均10俵が収穫できるため、1俵(60キロ)の取引価格が1万5700円とすると収入は277万円。ここから苗、肥料、袋や機械の代金を引けば、農家は手元に収入が残ら…
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