「飲む森林浴」発売 産学官連携で秋田杉の清涼な香り広がるジンを開発

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
秋田市の老舗バー「レディ」でも提供されている秋田杉GIN=秋田市で、高野裕士撮影
秋田市の老舗バー「レディ」でも提供されている秋田杉GIN=秋田市で、高野裕士撮影

 「飲む森林浴」――。こんなキャッチフレーズを掲げたクラフトジンが、秋田県醗酵工業(湯沢市)から発売された。その名も「秋田杉GIN」。産学官の力を集め約1年間の研究開発を経て商品化されたという。世界に通用する酒に育てたいと、関係者は意気込んでいる。【高野裕士】

 鼻を近づけると、ジン特有の香りと共に、野山にいるかのような心地よい感覚を覚えた。香り付けには、秋田杉の葉が用いられているという。記者がストレートで微量を口に含むと、一瞬喉元が熱くなり、少し遅れて口内と喉の奥で杉独特の清涼な香りが一気に広がった。アルコール度数は46度という。

 開発を主導したのは秋田高専の上松(あげまつ)仁教授(応用微生物工学)だ。秋田のブランド化につながる商品開発を検討していた上松教授は、香りにリラックス効果が指摘される秋田杉に着目。「ボタニカル」と呼ばれる香り付け素材に秋田杉を使うジンの開発を企画した。斬新なアイデアは2018年度に実現に向けて県のサポートが得られることが決まり、産学官の協力を得て開発が進められることになったという。

この記事は有料記事です。

残り844文字(全文1304文字)

あわせて読みたい

注目の特集