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九州豪雨

2020年6月、梅雨前線の影響で九州各地が記録的な大雨に見舞われました。被害や復興の状況を伝えます。

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川の危険性と隣り合わせで暮らしてきた大分・天ケ瀬温泉街 「ここの人は驚かん」 九州豪雨

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川から押し流されてきた泥やがれきを片付ける人たち=大分県日田市天瀬町で2020年7月8日午後2時5分、田鍋公也撮影
川から押し流されてきた泥やがれきを片付ける人たち=大分県日田市天瀬町で2020年7月8日午後2時5分、田鍋公也撮影

 風情あふれる山あいの温泉街が無残な姿に変わった。2日連続の豪雨で大きな被害を受けた大分県日田市天瀬町の天ケ瀬温泉。眼前を流れる筑後川支流の玖珠(くす)川は過去にも度々危険水位を超えてきたが、今回の豪雨でも氾濫し、街の両岸を結ぶ新天瀬大橋をものみ込んだ。川の危険性と隣り合わせで暮らしてきた湯の街を歩いた。

 別府、由布院とともに豊後三大温泉に数えられ、玖珠川の両岸に約20軒の旅館やホテルが軒を連ねる天ケ瀬温泉。7日夜から8日未明にかけて街を襲った豪雨から一夜明け、旅館や土産物店の従業員や地域住民らが早朝から総出で片付けの作業に当たっていた。「玖珠川と水害は切っても切り離せないところだから」。和菓子店を60年間営む日隈多千子さん(87)は黙々とがれきをかき出した。

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