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特権を問う

「Yナンバーに気をつけろ」沖縄移住の女性が体験した「基地の島」の現実とは?

事故による首の痛みを抑えるため長かった髪をばっさり切った女性。米兵側からの賠償はまだ受けられていない=沖縄県読谷村の事故現場で2020年2月13日午前11時28分、平川昌範撮影

 本土出身のダイビングインストラクターの女性(38)は美(ちゅ)ら海に憧れて6年前、沖縄に移り住んだ。当初からダイビングショップの上司に口酸っぱく言われていたのが「Yナンバーに気をつけろ」。だが、その懸念は現実のものとなった。「基地の島」で女性に何が起きたのか――。【平川昌範】

 2017年5月29日午前1時15分ごろ、女性は職場の送別会から車で帰宅する途中、沖縄県読谷(よみたん)村の国道58号で信号待ちをしていた。背後で異様な音がしたと思った瞬間、すさまじい衝撃が女性を襲った。追突された女性の車は交差点中央まで押し出された。駆けつけた通行人の呼びかけに応じて辛うじて車外に出たが、全身の痛みと恐怖でその場で泣き崩れた。

 救急車で病院に運ばれ、警察から事情を聴かれる中で、追突してきた相手の車が米兵運転によるものだと知らされた。「Yナンバー」。ナンバープレートに記されるアルファベットから、米軍関係者の乗る車はそう呼ばれている。米兵は事故後に逃走したが、数時間後に県警が見つけ、緊急逮捕。呼気から基準の4倍のアルコールが検出された。

 ここから女性は思ってもいなかった事態に巻き…

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