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北朝鮮、コロナ禍で金王朝に異変? トップ女優、謎の復活

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「幹は根から育つ」のワンシーン。イケメン俳優、リ・ヨンホさんを見つめるキム・ヘギョンさん(右)=朝鮮中央テレビから、鈴木琢磨撮影
「幹は根から育つ」のワンシーン。イケメン俳優、リ・ヨンホさんを見つめるキム・ヘギョンさん(右)=朝鮮中央テレビから、鈴木琢磨撮影

 映画界を追われた北朝鮮のトップ女優、キム・ヘギョンさんが突如カムバックした。「万古の逆賊」のレッテルを貼られ処刑された張成沢(チャンソンテク)朝鮮労働党行政部長との深いつながりゆえ、出演した作品はすべて公開禁止になっていたが、先ごろ、彼女の代表作が朝鮮中央テレビで放映されたのだ。謎めく「復活劇」の深層を探っていくと、コロナ禍で危機感を強める金王朝のいまが浮かび上がってくる。

 6月14日のことだった。朝鮮労働党機関紙、労働新聞には金正恩(キムジョンウン)委員長の妹、金与正(キムヨジョン)党第1副部長が開城の南北共同連絡事務所の爆破を予告するような談話が載っていた。正午すぎ、朝鮮中央テレビが映画「幹は根から育つ」(1998年)を流す。日曜日でくつろいでいた人民は画面にくぎ付けになったに違いない。なにせ消えた銀幕のスター、ヘギョンさんがよみがえったのだから。この作品がテレ…

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