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初の3冠対決、文裕「経験の妙」 本因坊戦 夢の10連覇挑戦「しっかり準備」

第75期本因坊決定戦七番勝負第5局の2日目の対局が始まり、封じ手を打つ芝野虎丸名人(左)。右は本因坊文裕=三重県鳥羽市の戸田家で2020年7月9日午前9時4分、兵藤公治撮影

 囲碁界初の3冠対決を制し、本因坊文裕(もんゆう、31)=井山裕太九段=が歴代2位タイとなる9連覇を達成した。若手ナンバーワンの芝野虎丸名人(20)を4勝1敗で降した第75期本因坊決定戦七番勝負は、王者にふさわしい堂々たる戦いだった。来期は、誰も並ぶ者はないと思われた二十五世本因坊治勲(64)=趙治勲九段=が持つ10連覇の記録に挑む。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う対局中断で、文裕にとって2カ月半ぶりの公式戦となった6月2、3日の開幕戦。大胆な捨て石作戦で芝野の力をかわし、検討陣をうならせた。3連勝の後、第4局は落としたものの、決着局となった第5局も余裕を持ってリードを保ち、勝ちきった。文裕は「最も強い芝野名人を相手にベストを尽くしていい結果を出せたことがうれしい」とシリーズを振り返った。

 この勝利で今年の成績は19勝4敗(勝率8割2分6厘)。文裕は…

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