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あぶり出された若年層感染 中高年へ「感染及ぶ兆し」 東京最多224人

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 東京都内で新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者数は9日、一気に過去最多の224人まで増え、「夜の街」以外での感染ケースも目立ってきた。感染者の年代層の中心を占める若年層から重症化リスクのある中高年層へ広がっていく可能性もある。プロ野球とJリーグは10日から、観客を入れて試合を開催すると決めているが、首都圏での試合は全国から観客が集まるため、慎重な意見も出始めている。

40、50代 前週の1.6倍

 東京都内では今月初めから、ほぼ連日100人超の感染が確認されている。緊急事態宣言が出た4月上旬に匹敵する推移だが、重症化しにくい若年層の感染が多いことなどから、現時点では政府や都は外出自粛などを求めていない。しかし、この状況が続けば、感染が中高年にも広がる可能性があり警戒が強まっている。

 都内の感染者が初めて100人を超えた4月4日からの1週間を見ると、20代と30代は計43%で、感染リスクが高い70代以上の高齢者も13%も占め、幅広い年代に感染が広がっていた。この時期は患者ら214人が感染、43人が死亡した永寿総合病院(台東区)など大規模な院内感染が各地で発生し死亡者も出ていた。

 一方、都内では7月2日に107人の感染者が確認された後、75人だった8日を除いて100人を超える日が続く。2~8日の1週間の感染者756人のうち20代と30代が計531人で7割を占める。若い世代は多くが軽症、無症状とされており、この間に感染者が死亡した事例はない。

 若年層の感染が多いのは、新宿エリアのホストクラブなど「夜の街」関連の感染者が確認されたため、新宿区が積極的にPCRの集団検査を実施し感染者をあぶり出したことが大きい。

 同区は繁華街の事業者と連携し、陽性者が出たホストクラブにPCR検査を受けてもらって、従来は捉えきれなかった感染者が見えてきた。「夜の街」関連の感染者は8日までの1週間で4割弱に上った。

 こうした点を比較すると、感染が広がっていた4月上旬とは状況が異なる点は多い。医療体制につい…

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