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土地の寄付 ニーズ高まるナショナル・トラスト

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日本のナショナル・トラストのさきがけになった神奈川県鎌倉市の「御谷の森」
日本のナショナル・トラストのさきがけになった神奈川県鎌倉市の「御谷の森」

求められる官民協働の取り組み

 地球温暖化とともに地球環境危機の喫緊の課題が生物多様性・自然環境の保護保全だ。「ナショナル・トラスト」活動は直接的に山林などの自然を確保して保護している。しかし、全国各地で放置された山林や農地が増大し、そのような「お荷物な土地」の処分先としてトラスト団体に寄贈を求めるケースが増えている実態がある。災害リスクや管理費用などの面から民間団体が取り組むには限界もあり、この国土的な問題に、政・官・済・民・学などあらゆる主体が協働した取り組みが求められている。実情に詳しい公益社団法人日本ナショナル・トラスト協会の中安直子総務部長と、同大阪自然環境保全協会の岡秀郎理事から共同で、現状報告と具体的な政策提案をいただいた。

 ナショナル・トラストは、英国で100年以上前に発祥した。国民から広く寄付を募り、国民にとって大切な自然環境や歴史的な建造物を、トラスト団体が買い取りなどによって取得することで、乱開発を未然に防ぎ永久に守る活動である。

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